テーブルの作成

データベースの選択

どのデータベースを操作の対象にするかを明確にします。例として、“food”という名前のデータベースを操作対象にします。

mysql> use food;

操作を加えるデータベースが切り替わりました。

データベースにテーブルを作成

テーブルも同様に、一つのデータベースの中に複数のテーブルを作成することができます。

ここでは例として、fruitという名前のテーブルを作成し、“id”, “name”, “price”というカラム(列)を設けることにします。以降で使用するコマンドはSQL文と言い、データベースの操作を行う言語です。

書式create table テーブル名(カラム名1 型, カラム名1 型, ・・・);
create table fruit(id int, name VARCHAR(100), price int);

テーブルが新たに作成されました。今はテーブルの名前とカラムの名前が定義されているだけで、データは入っていません。

ちなみに、一つのデータベースの中に複数のテーブルを作成することができます。

データの基本操作

SQL文は、主に四つの文法で操作します。データの追加に使用するINSERT, すでに存在するデータを書き換えるUPDATE, 条件を指定してデータベースの中身を取得するSELECT, データを削除するDELETEです。

  • INSERTで追加
  • UPDATEで更新
  • SELECTで取得
  • DELETEで削除

1.INSERT文(レコードの追加)

insert文はテーブルにレコードを挿入します。縦一列のカラムに対して、横一行のデータはレコードと呼ばれます。

挿入するデータの内容を、

  • id : 1
  • name : みかん
  • price : 100

とします。

insert into fruit(id, name, price)values('1','みかん','100');

このSQL文を実行すると、fruitテーブルの中身はこのようになるはずです。

fruitテーブルの中身を全て表示する場合、下記のコマンドを使用します。ひとまず文法は置いておきましょう。

select * from fruit;

一覧が表示され、みかんが追加されていることが確認できました。ついでに、もう2レコードほど追加しておきましょう。

「みかん」・「りんご」・「ぶどう」3レコードのデータが格納できました。

2.UPDATE文(レコードを更新)

既に存在するレコードのデータを書き換えたい場合は、update文を使用します。

みかんの値段(price)を150円から180円に変更してみましょう。SQL文は以下のようになります。

update fruit set price=180 where id=2;

どのテーブルについて操作するかをupdateで指定し、変更対象のカラムをsetで指定、絞り込みの条件をwhereで指定します。

ここで、whereを省略して下記のようなSQL文とすると、テーブル”fruit”全てのレコードのpriceが180に更新されます。テーブルの特定のカラムを一度に全て初期化(0でクリアするなど)したい場合などに使用します。

update fruit set price=180;

3.SELECT文(レコードを取得)

あああ

4.DELETE文(レコードの削除)

id=2のみかんを削除します。

delete fruit where id=2;