別のファイルに定義された関数を呼び出して実行する手順です。環境はPython3を前提とします。
用意するファイル
これらは同じディレクトリ上に存在するものとします。
- my_func.py・・・呼び出されるファイル
- call.py・・・ 呼び出すファイル
my_func.py
my_func.pyというファイルに、add()という足し算をしてくれる関数を作ります。
ファイル末尾のif文は、このファイルがコマンド実行された際に何も行わないことを明示的にするものです。
def adder(n, m): #足し算してくれる人 return n + m if __name__ == "__my_func__": pass #コマンド実行されたときは何もしない
call.py
“my_func”というファイルの”add()”という関数を呼び出します。
import my_func ans = my_func.add(3,5) print(str(ans))
実行結果
ターミナルからcall.pyを実行します。ちゃんと足し算してくれました。
$ Python3 call.py $ 8
複数の関数を実装する場合
足し算に加え、引き算・掛け算・割り算を追加実装します。
my_func.py
def add(n, m): return n + m def sub(n, m): return n - m def mult(n, m): return n * m def div(n, m): return n // m if __name__ == "__my_func__": pass
call.py
import my_calc print("add(3,5):" + str(my_func.add(3,5))) print("sub(3,1):" + str(my_func.sub(3,1))) print("mult(2,3):" + str(my_func.mult(2,3))) print("div(6,3):" + str(my_func.div(6,3)))
実行結果
四則演算を行うユーザライブラリができました。
$ python3 call.py add(3,5):8 sub(3,1):2 mult(2,3):6 div(6,3):2