初めからON状態で起動する方法
switchノードはboolean型のtrueもしくはfalseを入力することで、状態を操作することができます。
設定手順
起動時に一回だけキックするinjectノードを接続し、ペイロードの形式を「boolean」メッセージ内容を「true」にします。
実行結果
この状態で起動すると、スイッチ1がONの状態で起動することができました。画像は起動直後のものであり、マウス操作は行っていません。
試しにinjectの出力を数値の1にして試しましたが、動作しませんでした。CC言語ベースのプログラミング言語では整数の1とtrue、0とfalseは同じものとして取り扱えることが多いですが、node-REDでは明確に「数値」とbooleanは別のものとして取り扱われるようです。
信号入力でON/OFFを切り替える方法
上記を応用し、他のdashboardノードの操作に連動してswitchノードの状態を変化させることも可能です。
使う場面としては「設定AをONにするとき、多くの場合は設定BもONにする」ような場面でしょうか。初期設定をまとめて操作したいときに使えそうですね。
実行結果
スイッチ2はスイッチ1に連動して動作するようにできました。スイッチ2の状態をスイッチ1には戻していないので、完全に動作がリンクするわけではありません。
複数のswitchノードの初期状態を操作できる
「スイッチ1~4はON状態で起動したいけど、スイッチ5,6はOFFで起動したい」なんて場合には下記のようにinjectでまとめて設定することが可能です。
スイッチ1~4につながっているinjectは出力はtrue、スイッチ5,6につながっているinjectは出力がfalseに設定しています。
実行結果
スイッチ1~4はON状態、スイッチ5,6はOFF状態で起動できました。