Linux初心者による、備忘録です。覚えていったものから書いていきます。
suコマンド
ユーザを切り替えます。主にrootへの切り替えに使う。ユーザの切り替え時はパスワードを要求されます。
使い方
usr$ su パスワード:******* root #
suはsubstitute userの略。switch userの略と言われることが多いですが、これは誤りです。
sudoコマンド
root権限でコマンドを実行します。めちゃめちゃ使用頻度が高いです。私の中では入力を忘れがちなコマンドNo.1に君臨しています。
$ sudo [コマンド]
lsコマンド
$ls カレントディレクトリ内のディレクトリ(フォルダ)・ファイル一覧を表示します。
使い方
$ ls file1 file2 file3 //カレントディレクトリに存在するファイル・フォルダが表示される
よく使うオプション
$ ls -a //隠しファイル・隠しディレクトリを含め表示 file1 file2 file3・・・ //カレントディレクトリに存在するファイル・フォルダも表示 . .. .param //隠しファイル・隠しフォルダも表示される
隠しファイル・隠しフォルダとは?
システムの中枢にかかわる設定ファイルやディレクトリのこと。重要だから、ユーザは安易に触れないでねーというものです。ファイル名・ディレクトリ名の前に”.”(ドット)がついています。
※ls -aを使うとほぼ表示される”.”と”..”は、それぞれ「そのディレクトリそのもの」と「一つ上のディレクトリ」を示しています。主にカーネルが使用するものなので、多くの場合ユーザが気にする必要はなさそうです。
cdコマンド
カレントディレクトリを移動するコマンドです。cd の後に移動先のパスを指定します。
使い方
$ cd temp //tempというディレクトリ(フォルダ)の中に移動する $ cd / //トップディレクトリに移動 $ cd ../ //一つ上のディレクトリに移動
カレントディレクトリとは?
現在、ユーザがいるディレクトリのことです。
pwdコマンド
カレントディレクトリ(今いるディレクトリのフルパス)を表示します。 Print Working Directoryの略らしいです。一部のディストリビューション(例:Raspbian)では、カーソルそのものにカレントディレクトリ表示されるので、出番のない環境もあります。
使い方
$ pwd /var/tmp //(例)
mkdirコマンド
ディレクトリ(フォルダ)を作成します。
使い方
$ mkdir test_dir //"test_dir"というディレクトリを作成 $ ls //ディレクトリが作成されているかを確認 test_dir //作成されたことを確認
rmコマンド
ファイルやディレクトリを削除します。使う際は本当に消してよいデータなのか、しっかり確認しましょう。
使い方
$ rm test.dat //ファイルが削除される
よく使うオプション
$ rm -f //エラーメッセージを表示しない $ rm -r //ディレクトリも消す
ワイルドカードが便利
似たような名前のファイルをまとめて消したい場合、ワイルドカード「*」を使うことができます。ワイルドカードとは変数のようなもので、*前後の文字列が一致していればそれらをまとめて指定できる便利な指示語です。
例えば、下記のようなファイルtestから始まる名前のファイルが4つあるとします。これらをまとめて移動したり削除するために、ファイル一つ一つに対してコマンドを実行することは非効率です。
test1.bat test2.bat test3.bat test4.bat
まとめて削除したければ
$ rm test*.bat
とすることで、”*”には子の場合1,2,3,4が入り、すべてのファイルをまとめて削除することができます。同様に、
mvコマンド
ファイルやディレクトリを移動するコマンドです。ファイル・ディレクトリの名前の変更にも使います。
使い方(ファイル・ディレクトリの移動)
/data ┣data.dat ┗templates/
/dataの中にdata.datがあり、これをtemplates/の中に移動したいとします。 ここで、カレントディレクトリは/dataです。
$ mv data.dat temlates/data.dat //templates/にdata.datを移動 $ mv templates/ //名前を変更しない場合、移動先のディレクトリ指定だけでも可
使い方(ファイル・ディレクトリの名前変更)
基本構文は変わりません。
$ mv data.dat data_old.dat //ディレクトリは移動せず、ファイルの名前を変更