アドベンチャーワールド周遊列車 ケニア号に乗ってきた

アドベンチャーワールド周遊列車 ケニア号に乗ってきた

アドベンチャーワールドは、和歌山県に位置する動物園( サファリパーク )・水族館・遊園地が融合した大規模なテーマパークです。 サファリゾーンには沢山の草食動物や肉食動物が飼育されていますが、その敷地は広大で、歩いて回るにはいささか広すぎる面があります。『ケニア号』は、広いサファリゾーンを安全に、かつ快適に回ることができる周遊列車です。ケニア号はエンジンで動く牽引車が客車と電源車を牽く、とても胸熱な構成です。

牽引車

蒸気機関車をあしらった牽引車です。私が乗った編成は青がモチーフになっている6号編成。停車中でもエンジンの「ドドドド」「チリチリ」とう音が響いていました。音からしてディーゼルエンジンのようです。稼働率が高く(=燃料代を安くしたい)、坂が多い(=トルクが必要)な運用環境では賢い選択でしょう。

後ろから見た様子。貫通扉から出入りしているようです。集中動力方式(一編成で1両のみ動力を持つ方式)では牽引車のグリップを稼ぐため、わざと牽引車の車重を重くすることがあります。この牽引車はとても小柄でかわいい見た目ですが、客車よりはるかに重いはずです。

運転席を撮らせて頂きました!配線むき出しでコチャコチャした感じがとてもよい雰囲気。ペダルが三つあるのでマニュアルなのでしょうか。長いシフトレバーはまるで重機のようです。一応助手席があります。

客車

6号編成(という呼び方は正しいかは分からない・・・)の客車を撮り忘れてしまったので、こちらは5号編成の客車。各編成4両の客車を引いており、構造はどれも同じもののようでした。見た感じ、6号編成よりも5号編成の方が新しく見えました。

客車内部の様子。通路はなく、一度乗ったら前後の移動はできません。軽便鉄道のようです。こんなかわいい客車ですが、ちゃんと空調を完備しています。乗車中は冷房が効いていました。

「牽引車のバッテリーだけでは間違いなく足りないし、四両分の電源はどこから?」

と思いましたが、答えは四号車のさらに後ろにありました。↓↓↓

電源車

ありました!電源車です。業務用の大容量発電機に車輪を履かせています。全長2mほどの発電機です。給油口が見えますね。

真後ろはこんな感じ。電圧計と電流計が確認できました。

ついでに5号車の電源車。モノは同じようです。

連結器

車両間の連結器には、万が一不意に解結してしまったときに備えてチェーンも取り付けてありました。連結部はボールジョイントに見えましたが、走行中の様子を見てビックリ。なんと進行方向にたわみを許容する特殊な構造でした。

雨の日だったので、動画が見づらいのはご了承ください・・・(泣)
映像で見ると、ぐにょんぐにょんと伸縮しているのがよく分かります。バネでも入っているのでしょうか?

電車のような分散動力方式では密着式連結器が一般的ですが、ケニア号はまんま客車列車の構造です。始動時、機関車にかかる負荷を時分割させつつ、乗り心地を確保する工夫なのかもしれません。

走行の様子

チーターさんごしの5号編成です。客車は二軸なのが分かります。こうして見ると二両で気動車一両分くらいの輸送力はありそうです。

ふてぶてしい表情のチーターさん。お客さんの方を向いてあげて。

サイのゾーンをゆく5号編成。後ろに観覧車がよく見えます。 列車が近づくと牽引車のエンジン音がうるさいのか、そろりそろりと道路から離れていってしまいました。

駅舎の様子

駅舎は三角屋根のローカルな雰囲気。二編成が一列に並べるほどの長さがあります。こうしてみると壮観ですね。前にいる編成から出発しています。

そもそも鉄道と呼べるのか?

タイヤで走っているから車じゃない?と思われるかもしれませんが、実は「鉄道の定義」からすると鉄道と呼べてしまうのです。

鉄道とは、広義には「決まった軌道の上を進むもの」を指します。軌道とは、決まった道のことです。ケニア号の場合、駅を出てサファリゾーンの中の決まった道路を進み戻ってきます。動画をご覧になると分かりますが、ケニア号が走る道路はただのアスファルトではなく、やや明るい色をしたコンクリートが敷かれ、滑り止めとして溝が掘ってあります。これはケニア号専用の軌道と呼べるでしょう。

所感

初めて行ったアドベンチャーワールドで、珍しい動物たちに触れることができたと同時に、珍しい車両にも乗ることができ大変満足です。機関車+客車n両+電源車という構成が、まるでブルートレインのようだと思ったのは私だけではないはずです。

動物園と遊園地がくっついたテーマパークなんだなー程度の知識でいったアドベンチャーワールドでしたが、こんな感じで普通とは少し違った角度で楽しむことができました。

以上!

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