鉄道技術展・大阪2022に行ってきた

鉄道技術展・大阪2022に行ってきた

去年から行きたいとは思っていたのですが、会場が遠方(幕張メッセ)だったこともあり行けずにいました。今年は大阪開催ということで、有休を取って初参加です。

この雰囲気は久しぶりです。人込みは苦手ですが、たくさんの企業人がブースに殺到している様子を見ると、業界が盛り上がっているなぁと感じます。

大同キャスティング

総合鋳造メーカーです。一体鋳造成型のクロッシングを展示していました。材料が高マンガン鋼という点がミソだそうで、炭素鋼にはない特殊な性質がクロッシングに向いています。高マンガン鋼は炭素鋼と比較して粘り(展性)があり、破断しにくい特徴があります。そのため表面に亀裂が入ったとしても内部まで進行せず、寿命が長いメリットがあります。

一体成型のため、クロッシングを作るためにボルトやナットが一つも使われていません。ちなみに単価は100万円ほどだそうです。

引張試験の試験片が展示されていました。一番奥の高マンガン鋼の方が伸びてから破断していることが分かります。

鋳造なので、型が必要です。型には木製と発泡スチロール製があり、数十個製造する場合は木製、1~2個の製造では発泡スチロールを使用するそうです。

鉄道機器株式会社

大同キャスティングは一体成型の鋳造でしたが、こちらのメーカは通常の定尺50N/60Nレールを切断・溶接して製造しているそうです。

クロッシング部の中に手を入れると、空洞になっており見た目ほど重量がないということが分かりました。軽量という点は、鋳造タイプと比較するとメリットと言えそうです。

パンフレットには分岐器と詳細な構造図が記載されていました。ここまで詳細かつマニアックな資料が手に入り、プロに直接話を聞ける点が展示会の魅力です。

近畿日本鉄道

2020年に運行開始した「特急ひのとり」のプレミアムシートが展示されていました。

ちゃんと電動リクライニングシートも駆動します。

日本信号

ポイントマシンが展示されていました。普段は重厚な蓋に覆われているので、中身を見れる機会はめったにありません。

複数のリレーとモーター、減速機(ギア)、ポイントが切り替わったことの検出回路で構成されているそうです。

ちなみに値段は教えてくれませんでした。

近畿車両

小田急3000系ロマンスカーのKD18形連接台車が展示されていました。つい先日まで泥だらけ錆だらけだったものを、展示用に清掃・再塗装したそうです。ロマンスカーは連接台車のため、台車中央部が車両の境界となる特殊な構造をしています。

AKTIO

建機レンタル事業を行うAKTIO(アクティオ)です。今回は軌陸車がメインの展示でした。

車体そのものは一般的なトラックに見えますが、一般車を改造して作れるものではないそうです。

動力はタイヤから鉄製の中間輪に伝達し、車輪から延長されたゴム製の筒で受けます。タイヤ径に対して中間輪・駆動輪が小さいので道路走行時と比較して加速するものと思われます。

前輪部です。こちらは動力輪ではなく、ブレーキのみ取り付けられています。車両によっては後輪部からシャフトで動力を伝達し、二軸駆動仕様のものもあるそうです。

NKKスイッチズ

産業機器用の操作スイッチメーカです。

見覚えのあるボタンがあると思ったら、E721系に採用されているドア開閉ボタンでした。関西圏の車両は一部地域を除いて乗降時に押しボタンを押すことはありませんので、懐かしい気持ちになりました。NKKスイッチズ製だったとは・・・。

戦利品

NICHIJO社の軌道モーターカーカタログ
ニッケンの発泡ポリウレタン製踏切版(線路の間に挟んであるやつ)のサンプル。持ち帰ってどうしろと・・・
近畿車両の車両・台車カタログ
鉄道機器社クリアファイル。個人的に一番お気に入り。
総合車両製作所のカレー。賞味期限が2027年だったので保存食にできる。

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